リキサンダイオー（2013年生、母リキサンピュアティ）

リキサンダイオー（2013年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+大王」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時12歳）と交配したリキサンピュアティが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は本桐牧場。主な勝ち鞍は2021年の八王子特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

3月12日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したクインズプルートを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

4月3日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月28日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

6月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴテツに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月8日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のノワールギャルソンをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月19日、中5週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の伊勢佐木特別（東京ダート2100m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で村田一誠騎手（5戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2017年）

1月29日、中9週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村田一誠騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月4日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月30日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

5月7日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

7月9日、中8週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（2018年）

3月4日、約7か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のワンダーラジャに6馬身の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

3月31日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月19日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で黛弘人騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた17戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2018ワールドオールスタージョッキーズ第3戦（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の松戸特別（中山ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

11月10日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（8戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた20戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香取特別（中山ダート2400m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

6歳（2019年）

1月12日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

7月28日、約6か月半の休養明けで迎えた22戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大倉山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

8月25日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2019ワールドオールスタージョッキーズ第3戦（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた24戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鋸山特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

11月16日、中6週で迎えた25戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの伊勢佐木特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月14日、中3週で迎えた26戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの香取特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、エンダウメントに交わされて2馬身差の2着となった。

7歳（2020年）

1月13日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

8月16日、約7か月の休養明けで迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの浦佐特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

9月28日、中5週で迎えた29戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、3歳以上2勝クラスの香取特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

8歳（2021年）

1月11日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの成田特別（中山ダート2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

6月13日、約5か月の休み明けで迎えた32戦目は、3歳以上2勝クラスの八王子特別（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のペルセウスシチーに1馬身3/4の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

7月11日、中3週で迎えた33戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの天の川ステークス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

10月23日、約3か月半の休養明けで迎えた34戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの赤富士ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた35戦目は、3歳以上3勝クラスの晩秋ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。