ワークアンドビート（2017年生、母フラワーロック）

Work and Beat

2017.03.25

ワークアンドビート（2017年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋激しく叩く」。毛色は青鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時9歳）と交配したフラワーロックが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は酒井牧場。主な勝ち鞍は2021年の七夕月特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、酒井牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、小林祥晃によって3,348万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月5日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り 曇/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

1月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

4月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したジョーフォレストを差し切れず、3馬身半差の2着となった。

5月24日、中1週で迎えた5戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤサカパフィーを差し切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月16日、中9週で迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた8戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

12月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、やっぱりいちごは吉見で賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

4歳（2021年）

2月4日、中5週で迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、雁坂峠特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

5月13日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、サツキツツジ特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったモンストルオーソに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、ふたご座特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた13戦目は、七夕月特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のチェリーピッカーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月23日、中2週で迎えた14戦目は、夏木立特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ルチルクォーツに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた15戦目は、埼玉県馬事畜産振興協議会長賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、勝ったマーサマイディアに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月20日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の春待月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマナーザマジックに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（2022年）

1月18日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月14日、中7週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の麗日特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

4月29日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の緑風特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のリコーシンザンをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

9月28日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、ベゴニアスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（10戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた21戦目は、オクトーバーダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で森泰斗騎手（11戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月29日、中4週で迎えた22戦目は、ホトトギススプリント（船橋ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は13戦連続で森泰斗騎手（12戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトーケンリュウに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月20日、中2週で迎えた23戦目は、カトレアスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく3着に敗れた。

6歳（2023年）

1月17日、中3週で迎えた24戦目は、カーバンクルスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（13戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた25戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、松戸スプリント（船橋ダート1200m 雨/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。