マーサマイディア（2018年生、母ドリームヴィーナス）

マーサマイディア（2018年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時22歳）と交配したドリームヴィーナスが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は赤石牧場。2020年のエーデルワイス賞(牝Jpn3)で3着に入った他、2020年のフルールカップ(牝地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

5月20日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るウワサノシブコを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月17日、中3週で迎えた2戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの「rapora」賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ3（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のレディブラウンに2馬身半の差をつけて制した。

8月12日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトンデコパを次元の違う末脚で半馬身差し切って優勝

9月17日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（3戦2勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

11月15日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

3歳（2021年）

11月23日、約12か月半の休養明けで迎えた8戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、埼玉県馬事畜産振興協議会長賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のワークアンドビートに1馬身半の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

12月23日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の暮来月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2022年）

6月2日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた11戦目は、梅雨明かり特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた12戦目は、月下美人特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた13戦目は、VTuber倉持京子記念（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたディストピアーナ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月25日、中2週で迎えた14戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、秋風月特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

9月27日、中4週で迎えた15戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、M2のOROターフスプリント（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた16戦目は、紅葉特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。