トンデコパ（2018年生、母イマスグキスミー）

トンデコパ（2018年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時22歳）と交配したイマスグキスミーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村牧場。2021年のスプリント特別(一般)に勝利した他、2020年のトパーズ特別を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

4月23日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は414kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブレイクダンスに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月4日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

8月12日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、マーサマイディアに半馬身交わされて2着となった。

8月27日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で落合玄太騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンの日高町「門別ししゃも祭り」特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で落合玄太騎手（5戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、エムオーシャトルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月14日、中2週で迎えた7戦目は、2歳オープンのローズクォーツ特別（門別ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で落合玄太騎手（6戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

11月4日、中2週で迎えた8戦目は、2歳オープンのトパーズ特別（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で落合玄太騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のリコーバルカンに1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

11月30日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で落合玄太騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3歳（2021年）

4月15日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鳥待月特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた11戦目は、スズラン特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（9戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったラテントパワーズを3/4馬身捉え切れず2着となった。

6月9日、中3週で迎えた12戦目は、ミスターメロディ賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（10戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた13戦目は、月形樺戸博物館特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（11戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るイキザマを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月27日、中4週で迎えた14戦目は、ユリ特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（12戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月7日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定オープンのにいかっぷオープン（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で落合玄太騎手（13戦3勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた16戦目は、3歳オープンのうらかわオープン（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

12月5日、中7週で迎えた17戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアヴェントゥリストを鬼脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

4歳（2022年）

2月10日、中9週で迎えた18戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三四（大井ダート1200m 雪/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた19戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月3日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、M2の岩鷲賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた21戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、OROターフ特別（盛岡芝1000m 小雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月13日、中7週で迎えた22戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、ハーベストカップ（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

12月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、スプリント特別（水沢ダート850m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

5歳（2023年）

1月17日、中5週で迎えた24戦目は、七夕裕次騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリーダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のトリプルアクセルに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月7日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で七夕裕次騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3月15日、中4週で迎えた26戦目は、カモミールダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で七夕裕次騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったユキゲシズクにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

3月21日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、ハンデ戦の春分の日特別（浦和ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で七夕裕次騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアヴェントゥリストに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月11日、約5か月の休み明けで迎えた28戦目は、山の日特別（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で七夕裕次騎手（4戦2勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り4着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた29戦目は、爽秋特別（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で七夕裕次騎手（5戦2勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく3着に敗れた。

10月20日、中6週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の錦秋特別（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で七夕裕次騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したアイグレースを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

11月24日、中4週で迎えた31戦目は、長野県畜産会長賞（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で七夕裕次騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったジャスパーロイヤルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2024年）

3月17日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、奥州弥生スプリント（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。