グローリーファイン（2002年生、母グローリタイアン）

グローリーファイン（2002年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時10歳）と交配したグローリタイアンが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はレースホース牧場（株）。戦績は、地方39戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年のドラゴンゲート賞(一般C1三)。

経歴

デビュー前

高橋三郎厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2004年）

12月28日、デビュー戦は脇本一幸騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

3歳（2005年）

1月18日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のグリーンヒルフライを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3月7日、中6週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で脇本一幸騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で脇本一幸騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で脇本一幸騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したセイフクガールに半馬身届かず2着となった。

11月1日、中8週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るサプライズルーブルを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を収める

11月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のニードレストゥセイに1馬身半の差をつけて3勝目を収める

4歳（2006年）

1月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

10月3日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた10戦目は、一般C2五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のコラソンフェルテを3/4馬身振り切って久しぶりの一戦を制した。

10月20日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定戦の晩秋特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のビーラブドゥをアタマ差振り切って優勝

11月28日、中5週で迎えた12戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（5戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1四（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（6戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

5歳（2007年）

2月21日、中7週で迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、上野特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた15戦目は、春風特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（7戦4勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月29日、約7か月の休養明けで迎えた17戦目は、牝馬限定戦の渋谷区特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

11月28日、中3週で迎えた18戦目は、初霜特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた19戦目は、冬凪特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のベニノチャンピオンに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

6歳（2008年）

1月15日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアンドロメダをクビ差振り切って優勝

2月20日、中4週で迎えた22戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、勝ったエルドラドにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月27日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（8戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったオーミバンディエラに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（9戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で御神本訓史騎手（10戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で御神本訓史騎手（11戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のネンガンをアタマ差振り切って8勝目を収める

6月22日、中2週で迎えた27戦目は、りゅう座特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で御神本訓史騎手（12戦3勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月29日、中4週で迎えた28戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で御神本訓史騎手（13戦3勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた29戦目は、ドラゴンゲート賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で御神本訓史騎手（14戦3勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線に入ると、前で粘るキープザチェンジを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

9月5日、中3週で迎えた30戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、サファイア賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（15戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定の一般B3（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（16戦4勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

7歳（2009年）

5月14日、約7か月の休養明けで迎えた33戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた35戦目は、南風特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月10日、中5週で迎えた36戦目は、ほうおう座特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた37戦目は、いて座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた38戦目は、うお座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（5戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた39戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、世田谷区特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。