ビーラブドゥ（2002年生、母メイショウブレイズ）

ビーラブドゥ（2002年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「愛である＋行なう。惚れ惚れする馬なので」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時7歳）と交配したメイショウブレイズが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方21戦1勝2着6回。主な勝ち鞍は2006年の一般C2四。

経歴

デビュー前

2歳のとき、グラストレーニングセンターから「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、笹地牧場によって546万円で落札された。

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月2日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は432kg。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったダラスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、中2週で迎えた4戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3歳（2005年）

4月9日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

11月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、脇本一幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で脇本一幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

4歳（2006年）

1月18日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2七八（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で脇本一幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2五六七（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で脇本一幸騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、最後はロイヤルステージと並んで4着同着となった。

3月1日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で脇本一幸騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で脇本一幸騎手（6戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で脇本一幸騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月7日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で脇本一幸騎手（8戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたカイゼルブラッド決め手に屈してハナ差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で脇本一幸騎手（9戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のデザートローズに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月5日、中1週で迎えた20戦目は、練馬区特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で脇本一幸騎手（10戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したアタゴファイターに半馬身届かず2着に敗北した。

6月26日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で脇本一幸騎手（11戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた22戦目は、千代田区特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で脇本一幸騎手（12戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、おうし座特別（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で脇本一幸騎手（13戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦の晩秋特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で脇本一幸騎手（14戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したグローリーファインにアタマ差届かず2着に惜敗した。

11月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で脇本一幸騎手（15戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したワイエスロバリーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月28日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で脇本一幸騎手（16戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したスマイルタッチに3/4馬身届かず2着に敗北した。

12月29日、中3週で迎えた27戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で脇本一幸騎手（17戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、勝ったビッグライデンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2007年）

1月22日、中2週で迎えた28戦目は、日本橋特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で脇本一幸騎手（18戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、こじし座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は20戦連続で脇本一幸騎手（19戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦のてんびん座特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で脇本一幸騎手（20戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。