サーパスオール（2005年生、母アンバンション）

サーパスオール（2005年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「全てを追い越す、上回る」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時12歳）と交配したアンバンションが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）不二牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方28戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の一般C2十二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ジィワンファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、ジィワンファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、河村祥史によって735万円で落札された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月8日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

11月23日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

12月9日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

3歳（2008年）

3月29日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた6戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた7戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

6月21日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

6月29日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

8月10日、中5週で迎えた10戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

9月10日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般D3-1（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた13戦目は、一般D3-1（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林靖幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた14戦目は、一般D3-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林靖幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた15戦目は、一般D3-1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林靖幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた16戦目は、オータムカップ2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林靖幸騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた17戦目は、一般D3-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林靖幸騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた18戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエプソムカフェを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

4歳（2009年）

1月2日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

1月10日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた23戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C20（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた24戦目は、一般C22（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた25戦目は、ウインターグランプリ（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた26戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C22（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のティルティルに2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

3月20日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

3月28日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

4月5日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4月12日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月19日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

4月26日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5月17日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

5月24日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（10戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

5月31日、連闘で迎えた37戦目は、チャイニーズレストラン JUEN杯（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（11戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

6月7日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（12戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。