フリード（2018年生、母Arctic Freedom）

Freed

2018.04.30

フリード（2018年4月30日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「解放された。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のNo Nay Never（当時7歳）と交配したArctic Freedomが13歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

7月18日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。17頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のエイシンヒテンに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月6日、中2週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

11月7日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のKBS京都賞ファンタジーステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3歳（2021年）

3月14日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯フィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい17着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月22日、中5週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月12日、中2週で迎えた8戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったメイショウヒューマにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月10日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のフチサンメルチャンに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

8月28日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの釜山ステークス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

10月10日、中5週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた12戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの新津特別（新潟ダート1200m 小雨/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はジェットマックスと並んで2着同着となった。

11月20日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（2022年）

7月16日、約8か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの糸島特別（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

12月18日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの舞浜特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

2022年12月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。