ハイパータンク（2018年生、母サニーロック）

ハイパータンク（2018年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時15歳）と交配したサニーロックが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は丸村村下ファーム。2021年のオパールカップ(地方重賞)で2着に入った他、2021年のオパールカップ(M2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、丸村村下ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、野村茂雄によって702万円で落札された。

佐野謙二厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2020年）

7月31日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は498kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、ヴァンルーチェにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月30日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったウィップザワールドにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2021年）

1月22日、中2週で迎えた4戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のクロッカス特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のムスカリ特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したアムールショコラを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のつくし特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

4月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（5戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティアラキングに9馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月10日、中7週で迎えた9戦目は、3歳オープンの若竹賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

7月11日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、キヨラに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月18日、中4週で迎えた11戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（8戦1勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた12戦目は、2009 お客様感謝デー開始賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（9戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた13戦目は、イヴニングスター賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったムルシェラゴに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月4日、中3週で迎えた14戦目は、トパーズ賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

4歳（2022年）

2月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、梅見月賞（大井ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（11戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

3月7日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、観音坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は篠谷葵騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のプレストレジーナに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

4月15日、中5週で迎えた17戦目は、鳥待月特別（船橋ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた18戦目は、スピカ賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で篠谷葵騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた19戦目は、新緑賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で篠谷葵騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に終わった。

6月29日、中4週で迎えた20戦目は、秋葉原賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で篠谷葵騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のルノワールをアタマ差振り切って3勝目を奪取した。

7月25日、中3週で迎えた21戦目は、シーブリーズ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で篠谷葵騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた22戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で篠谷葵騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた23戦目は、永代橋賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で篠谷葵騎手（8戦2勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた24戦目は、摺鉢山賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で篠谷葵騎手（9戦2勝）。5頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く3着に終わった。

11月3日、中5週で迎えた25戦目は、トパーズ賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で篠谷葵騎手（10戦2勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた26戦目は、スマイルシティ・品川賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で篠谷葵騎手（11戦2勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く3着に終わった。

12月29日、中5週で迎えた27戦目は、BSフジ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で篠谷葵騎手（12戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

5歳（2023年）

1月25日、中3週で迎えた28戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、初富士賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

5月24日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、新緑賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1三 B2三（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた31戦目は、南風賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤洋一騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた32戦目は、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤洋一騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフルークツォイクをハナ差振り切って勝利をモノにする

9月5日、中4週で迎えた33戦目は、初嵐賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で安藤洋一騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた34戦目は、M1のOROカップ（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で安藤洋一騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

11月2日、中4週で迎えた35戦目は、リゲル賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安藤洋一騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた36戦目は、ファンタスティックナイト賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で安藤洋一騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るフィリオデルソルを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

12月7日、中2週で迎えた37戦目は、ブルージルコン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で安藤洋一騎手（9戦2勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月31日、中2週で迎えた38戦目は、おおとり賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で安藤洋一騎手（10戦2勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

6歳（2024年）

1月24日、中2週で迎えた39戦目は、初富士賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で安藤洋一騎手（11戦2勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた40戦目は、ビタースイート賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で安藤洋一騎手（12戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリコーヴィクターに1馬身1/4の差をつけて制した。

3月1日、中1週で迎えた41戦目は、オフト汐留賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で安藤洋一騎手（13戦3勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4月11日、中5週で迎えた42戦目は、モルガナイト賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で安藤洋一騎手（14戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したコパノマーキュリーにクビ差届かず2着に惜敗した。