ロードレガリス（2015年生、母レディマーメイド）
Lord Regalis
2015.05.30
ロードレガリス（2015年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+王者の(ラテン語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時14歳）と交配したレディマーメイドが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。2020年の白山大賞典(Jpn3)で2着に入った他、2022年のプロキオンステークス(G3)で4着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
ロードサラブレッドオーナーズにて総額2,700万円（5.4万×500口）で一口馬主が募集された。
野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2018年）
2月25日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したセンテリュオに半馬身届かず2着となった。
3月25日、中3週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。
6月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。
6月30日、中2週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。
7月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず12着に敗れた。
9月1日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。
4歳（2019年）
4月9日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のオオイリに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
5月24日、中5週で迎えた8戦目は、おうし座特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。
7月8日、中5週で迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二（大井ダート1600m 内回り 曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルトワイスに6馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。
8月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルラッジョを次元の違う末脚で交わし去り、最後は約12馬身の大差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。
10月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るサウンドテーブルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
11月16日、中2週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のテイエムチェロキーに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
5歳（2020年）
1月12日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの雅ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフリーフリッカーに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
2月8日、中3週で迎えた14戦目は、アルデバランステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスワーヴアラミスを半馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。
5月23日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、G3の平安ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。
9月29日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、Jpn3の白山大賞典（金沢ダート2100m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったマスターフェンサーをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。
11月3日、中4週で迎えた17戦目は、Jpn1のJBCクラシック（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦3勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。
12月20日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（5戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、5着に終わった。
6歳（2021年）
2月6日、中6週で迎えた19戦目は、アルデバランステークス（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（6戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマグナレガーロを半馬身振り切って勝利をモノにする
2月27日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（7戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネルユキツバキに3/4馬身届かず2着に敗北した。
6月19日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、スレイプニルステークス（東京ダート2100m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（8戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。
7歳（2022年）
7月10日、約13か月の休み明けで迎えた22戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、G3のプロキオンステークス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、4着に入り込んだ。
8月7日、中3週で迎えた23戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、5着に終わった。
8歳（2023年）
1月22日、約5か月半の休み明けで迎えた24戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、G2の東海ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。
2月25日、中4週で迎えた25戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。
4月30日、中8週で迎えた26戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 小雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。
8月9日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、S3のフリオーソレジェンドカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたギガキング決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。
12月7日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、S2の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。
9歳（2024年）
1月18日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた29戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。
2月13日、中3週で迎えた30戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、品川オープン（大井ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ユアヒストリーにハナ差交わされて2着に甘んじた。
3月6日、中2週で迎えた31戦目は、Jpn2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。
デビュー前
ロードサラブレッドオーナーズにて総額2,700万円（5.4万×500口）で一口馬主が募集された。
打越勇児厩舎（高知）へ入厩。
4月13日、デビュー戦は宮川実騎手を鞍上に据えて、久喜橋特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番ゲートからスタート。出走取消となった。
4月28日、中7週で迎えた32戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、四万十川特別（高知ダート1800m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。
2021年3月18日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。