レットミーアウト（2017年生、母マイネシャローナ）
Let Me Out
2017.06.10
レットミーアウト（2017年6月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「私を外に出して」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時15歳）と交配したマイネシャローナが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利(牝)。
経歴
デビュー前
ラフィアンターフマンクラブにて総額3,500万円（35万×100口）で一口馬主が募集された。
水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2019年）
10月14日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。
10月26日、中1週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したマイネルデステリョを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。
3歳（2020年）
3月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。
4月25日、中4週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。
5月16日、中2週で迎えた5戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 雨/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテルヌーラを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。
6月20日、中4週で迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。
10月17日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。
10月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。
11月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったクールウォーターに詰め切れず、2馬身差の2着となった。
12月20日、中3週で迎えた10戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。
4歳（2021年）
1月11日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。
1月30日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。
2月21日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたヴィオリーナ決め手に屈して半馬身差の2着となった。
3月21日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。
4月17日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。
5月1日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。
8月21日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。
9月4日、中1週で迎えた18戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの瓢湖特別（新潟芝2200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、レヴェッツァに交わされて1馬身差の2着となった。
9月18日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。
10月23日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラスの岩船特別（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。
11月13日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラスの磐梯山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（7戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。
12月5日、中2週で迎えた22戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。
12月19日、中1週で迎えた23戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。
5歳（2022年）
1月23日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（8戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。
2月13日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（9戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。
2月27日、中1週で迎えた26戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。
3月26日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着を確保した。
4月16日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（10戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。
5月1日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの桑折特別（福島芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（11戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。
8月7日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。
8月21日、中1週で迎えた31戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のエクスインパクトに3馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。
9月19日、中3週で迎えた32戦目は、3歳以上2勝クラスの2002メモリアル シンボリクリスエスカップ（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（12戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。
10月22日、中4週で迎えた33戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの兵庫特別（阪神芝2400m 外回り 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。
12月4日、中5週で迎えた34戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（13戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。
12月25日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（14戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。
2022年12月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。