ツバクロ（2022年生、母チェイルリー）

ツバクロ（2022年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時13歳）と交配したチェイルリーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下農場。2024年のペリドット特別に勝利した他、2024年のウィナーズチャレンジ8で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村下農場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、によって円で落札された。

小国博行厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2024年）

5月8日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 曇/稍重）に出走。馬体重は484kg。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5月29日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、バウアピアーズにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月11日、中1週で迎えた3戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカセノタイガーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月30日、中6週で迎えた4戦目は、宮内勇樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクリスタル特別（門別ダート1000m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

8月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、2歳オープンのペリドット特別（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は石川倭騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のヴィグラスデイズに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月5日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、2歳オープンのクンツァイト特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

10月15日、中5週で迎えた7戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ8（門別ダート1000m 曇/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったルクスディライトにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのオパール特別（門別ダート1000m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月7日、中5週で迎えた9戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、KM14周年記念特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクロマクに8馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

12月21日、中1週で迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のポッドジャスパーを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

3歳（2025年）

1月6日、中1週で迎えた11戦目は、ハボタン特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のポピュラーソングに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のヴィルヘルムに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月16日、中1週で迎えた14戦目は、雨水特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（4戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月16日、中3週で迎えた15戦目は、真鍋正人還暦記念特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（5戦3勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のファーストリッキーに2馬身の差をつけて制した。

3月26日、中0週で迎えた16戦目は、一般C1-6（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったレグナムに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中0週で迎えた17戦目は、3歳戦の仙台屋桜特別（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で畑中信司騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したリンガスウォリアーにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月18日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1-5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で畑中信司騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったパトリオットランにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で畑中信司騎手（10戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で畑中信司騎手（11戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、フリーホースパークに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中1週で迎えた22戦目は、柏島特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で畑中信司騎手（12戦4勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた23戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。