マイネルエアメール（1994年生、母アオエトウショウ）

マイネルエアメール（1994年6月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のダイナレター（当時10歳）と交配したアオエトウショウが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は小原孝夫。戦績は、中央平地40戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2000年の麦秋ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

佐藤林次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

8月4日、デビュー戦は横山賀一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったダイイチハットに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

9月7日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

10月13日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のロックリズムをハナ差振り切って初白星を挙げた。

11月23日、中5週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で横山賀一騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山賀一騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（1997年）

1月15日、中4週で迎えた7戦目は、4歳500万下の黒竹賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で横山賀一騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で横山賀一騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、トウカンイーグルに交わされて2馬身差の2着となった。

2月16日、中1週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた10戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた11戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディアレジェンドに8馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（9戦2勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

6月7日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下のTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（10戦2勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

6月14日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の駒場特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（11戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、逃げるミニスカートを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

7月5日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の臥牛山特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山賀一騎手（12戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のルクソールクレンに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月10日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で横山賀一騎手（13戦3勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

4歳（1998年）

6月20日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上900万下の駒場特別（函館ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で横山賀一騎手（14戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の七重浜特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で横山賀一騎手（15戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のプレイズポーラに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

11月8日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上1600万下のブラジルカップ（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で横山賀一騎手（16戦4勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた20戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

5歳（1999年）

11月7日、約11か月半の休み明けで迎えた21戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のブラジルカップ（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

12月18日、中5週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の師走ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

6歳（2000年）

1月22日、中4週で迎えた23戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、5着を確保した。

2月19日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた25戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月25日、中1週で迎えた26戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の負けん性を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

4月16日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の京葉ステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたバンダムウィンベル決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月14日、中3週で迎えた28戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたサンフォードシチー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

6月11日、中3週で迎えた29戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のゲインフルマークに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月8日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のルビーステークス（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7歳（2001年）

9月9日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた31戦目は、3歳以上1600万下の涼秋ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた32戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の神無月ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のケイアイブレーブに1馬身1/4の差をつけて久々に美酒を浴びた。

10月27日、中2週で迎えた33戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた34戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、霜月ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。

8歳（2002年）

5月12日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、栗東ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた36戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

8月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた37戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた38戦目は、BSN賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた39戦目は、霜月ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた40戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。