トウカンイーグル（1994年生、母トウカンリィフオー）

トウカンイーグル（1994年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のバンブービギン（当時8歳）と交配したトウカンリィフオーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）須崎牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回、地方24戦1勝2着3回。1997年の名古屋優駿(G3)で2着に入った他、1999年のシックル特別(一般A)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

12月8日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったフェザンレーヴに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったツキアカリに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3歳（1997年）

1月11日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスロクマシェリに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月2日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルエアメールを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

3月2日、中3週で迎えた5戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

5月10日、中6週で迎えた7戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦2勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた8戦目は、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（5戦2勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンプウライデンから4馬身差の2着に敗北した。

9月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた11戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた12戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳G2のスーパーダートダービー（大井ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着を確保した。

12月7日、中1週で迎えた14戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

4歳（1998年）

1月10日、中4週で迎えた15戦目は、G3のガーネットステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上1600万下のテレビ山梨杯（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（9戦2勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

8月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上1600万下のやまなみステークス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の西部日刊スポーツ杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

9月27日、中3週で迎えた20戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の外房特別（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の錦秋特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（10戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

11月15日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

11月29日、中1週で迎えた23戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5歳（1999年）

3月21日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリキアイタイヨーをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

5月25日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、米川昇騎手を鞍上に迎えて、流星特別（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた26戦目は、シックル特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米川昇騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンスワードに3/4馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

7月8日、中3週で迎えた27戦目は、一般A（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米川昇騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた28戦目は、ニシパの恋人特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米川昇騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月11日、中6週で迎えた29戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で米川昇騎手（4戦1勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

10月13日、中4週で迎えた30戦目は、豊頃はるにれ特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で米川昇騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったハセミイホーから1馬身差の2着となった。

11月3日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、地方重賞の赤レンガ記念（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で米川昇騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月23日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた32戦目は、G3の全日本サラブレッドカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で米川昇騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

12月23日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた33戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で米川昇騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

6歳（2000年）

1月3日、中1週で迎えた34戦目は、日高こんぶ特別（門別ダート1800m 雪/重）に出走。鞍上は10戦連続で米川昇騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、美しが丘特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で米川昇騎手（10戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた36戦目は、地方重賞の瑞穂賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で米川昇騎手（11戦1勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた37戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で米川昇騎手（12戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた38戦目は、久保秀男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の綺羅星特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったフレンドから1馬身半差の2着となった。

8月23日、中1週で迎えた39戦目は、ハンデ戦の千葉テレビ放送盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保秀男騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

10月4日、中5週で迎えた40戦目は、ハンデ地方重賞のTVK盃（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で久保秀男騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた41戦目は、ハンデ戦の神奈川盃（川崎ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で久保秀男騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月15日、中7週で迎えた42戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のディセンバー特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。14着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた43戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

7歳（2001年）

1月4日、連闘で迎えた44戦目は、ハンデ戦でオープンの新世紀盃（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。14着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた45戦目は、G1の川崎記念（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月27日、約3か月の休養明けで迎えた46戦目は、ハンデ戦の卯月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。