コンクイスタ（2020年生、母ドリームオブジェニー）
Conquista
2020.04.02
コンクイスタ（2020年4月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「征服する(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時12歳）と交配したドリームオブジェニーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。戦績は、中央平地14戦4勝2着4回、地方4戦2勝2着2回。2025年の天保山ステークス(オープン)に勝利した他、2025年のポラリスステークス(オープン ハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
吉岡辰弥厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2023年）
2月11日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、3歳戦のメイクデビュー阪神（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカレンハサウェイを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。
4月9日、中7週で迎えた2戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。
デビュー前
吉岡辰弥厩舎（栗東）へ入厩。
4月23日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳戦の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての1番ゲートからスタート。出走取消となった。
10月5日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナゲットモンスターに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。
10月19日、中1週で迎えた4戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビスポークに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。
11月6日、中2週で迎えた5戦目は、入鹿池特別（名古屋ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、ハクサンアルタイルに交わされて4馬身差の2着に敗北した。
11月17日、中1週で迎えた6戦目は、亮・媛花結婚おめでとう記念（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で友森翔太郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフレイムソードに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
4歳（2024年）
1月27日、中9週で迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のエーデルサンライズをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。
2月18日、中2週で迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。
5月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。
5月25日、中2週で迎えた10戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの富嶽賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリンドラゴに1馬身の差をつけて優勝
10月13日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのテレビ静岡賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。
11月10日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの銀嶺ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたバトゥーキ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。
5歳（2025年）
1月18日、中9週で迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの遠江ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったモズミギカタアガリにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。
2月15日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のエストレヤデベレンを半馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。
4月5日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたサンライズフレイム決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。
5月24日、中6週で迎えた16戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。
6月21日、中3週で迎えた17戦目は、天保山ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のローズスターを半馬身振り切って6勝目を掴み取った。
7月27日、中4週で迎えた18戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、G3の東海ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。
2023年6月30日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
11月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、霜月ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に敗れた。