ヤマガール（2010年生、母スガノグラスワン）

ヤマガール（2010年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「山ガール」。毛色は栗毛。種牡馬のストーミングホーム（当時12歳）と交配したスガノグラスワンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は元茂牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着1回、地方16戦2勝。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月1日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

3歳（2013年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

1月29日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた4戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジャニュアリーフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4月3日、中8週で迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップチェリー賞（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

5月20日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジスト賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月2日、中5週で迎えた7戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジュライフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた8戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

9月26日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のアルテルフに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月24日、中3週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた11戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマコトラヴィッサンに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2014年）

1月19日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた15戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は花田大昂騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた17戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、アクアマリンスター賞（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

3月29日、中3週で迎えた18戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5月4日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエーシンウェンディに2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

5月18日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた22戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ミザール特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず3着に敗れた。

8月2日、中6週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に敗れた。

5歳（2015年）

2月14日、約6か月半の休み明けで迎えた24戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月14日、中3週で迎えた25戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた26戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったヴェルメンティーノに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

4月19日、中3週で迎えた27戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

8月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた29戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、金沢城賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた30戦目は、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた32戦目は、芦屋川特別（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた33戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着を確保した。

6歳（2016年）

5月7日、約5か月の休養明けで迎えた34戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、アルビレオ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着を確保した。

7月3日、中1週で迎えた37戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

11月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

11月30日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた39戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた40戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は原田和真騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。