パールリングフォユ（2002年生、母コウヨウヒロイン）

パールリングフォユ（2002年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「貴女のための真珠の指輪」。毛色は鹿毛。種牡馬のアラジ（当時13歳）と交配したコウヨウヒロインが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方33戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の一般C2。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

2月6日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

4月16日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月22日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

7月9日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

8月30日、中6週で迎えた6戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハマナス賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

4歳（2006年）

11月11日、約14か月の休養明けで迎えた8戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウカイコリンズを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月10日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のグラスブロードを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

5歳（2007年）

1月6日、中1週で迎えた14戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、テンザンクインにハナ差交わされて2着に甘んじた。

1月14日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月26日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゼンノチェイスに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

4月16日、中2週で迎えた17戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、胆沢川賞（水沢ダート1800m 小雨/重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

5月19日、中4週で迎えた18戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた21戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、愛真館カップ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアルスードアラジンを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

8月16日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月10日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1五（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月13日、中4週で迎えた26戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月29日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた28戦目は、JA江刺トマトジュース杯（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月24日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のパワーポリティクスを半馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

12月9日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた31戦目は、種山高原賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

6歳（2008年）

1月4日、連闘で迎えた32戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

1月12日、連闘で迎えた33戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

3月22日、中9週で迎えた34戦目は、（社）山形県畜産協会会長杯（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地康朗騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4月14日、中2週で迎えた35戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地康朗騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊地康朗騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた37戦目は、一般C1五（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1四（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月21日、中5週で迎えた39戦目は、一般C1五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。