パワータイショウ（1997年生、母ラックホーセキ）

パワータイショウ（1997年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンシャインフォーエヴァー（当時12歳）と交配したラックホーセキが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は長田操。戦績は、中央平地15戦1勝、地方8戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

斉藤義美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

11月13日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた3戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

3歳（2000年）

1月12日、中4週で迎えた4戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若竹賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月27日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は白坂聡騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

7月29日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のエリクサーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月13日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白坂聡騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

8月20日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で白坂聡騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で白坂聡騎手（5戦1勝）。17頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

9月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で白坂聡騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

4歳（2001年）

2月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、名古屋チャレンジカップアキレス賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は白坂聡騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた16戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた17戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

8月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた18戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のザサードマンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2002年）

2月25日、約7か月の休養明けで迎えた19戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から17kg減らして迎えた20戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったクールジャッジから1馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中5週で迎えた21戦目は、一般B2（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエッチティトップに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月31日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったエッチティトップから2馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中7週で迎えた23戦目は、河野直人騎手を鞍上に迎えて、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。