クリビツテンギョ（2009年生、母テンシノダンス）

Kuribitsutengyo

2009.03.11

クリビツテンギョ（2009年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「芸能界の業界用語で『びっくり仰天』の意」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時17歳）と交配したテンシノダンスが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）浜本牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着3回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の香住特別(500万下)。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月21日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

3月11日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた4戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

6月17日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

7月7日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したタガノビッグバンを捕まえ切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイファーファルコを強烈な末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

8月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小牧太騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

11月11日、中9週で迎えた10戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネルディーンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

12月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の三方ヶ原特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサンライズトゥルーを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

4歳（2013年）

4月6日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2400m 外回り 雨/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

8月18日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた17戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた19戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

12月8日、中7週で迎えた20戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5歳（2014年）

2月15日、中9週で迎えた21戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（7戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したキングデザイヤーにクビ差届かず2着となった。

3月22日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（8戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月25日、中8週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下の香住特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウインアルザスをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

6歳（2015年）

3月21日、約9か月半の休み明けで迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1900m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川須栄彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

7月4日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（9戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7歳（2016年）

5月17日、約10か月半の休養明けで迎えた28戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（園田ダート1870m 晴/不良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた29戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、あんず賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

8月25日、中9週で迎えた30戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、たかさご万灯祭特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。