オータムレッド（2017年生、母ティッカーコード）

オータムレッド（2017年1月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「秋の赤」。毛色は栗毛。種牡馬のワールドエース（当時8歳）と交配したティッカーコードが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2019年のクローバー賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、VortexBloodstockによって4,212万円で落札された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月16日、デビュー戦はD.レーン騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は424kg。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のビアンフェをクビ差振り切って初白星を挙げた。

8月18日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヨハネスボーイを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

10月26日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

12月8日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

3歳（2020年）

5月3日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

6月6日、中4週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

8月2日、中7週で迎えた7戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌道新スポーツ賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

9月20日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの御宿特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

12月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったカラテにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4歳（2021年）

3月7日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの両国特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川裕紀人騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

5月22日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの高尾特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月18日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの御宿特別（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

9月25日、連闘で迎えた15戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5歳（2022年）

1月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

5月21日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は嶋田純次騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

12月11日、約6か月半の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスのクリスマスカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

2023年1月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。