ラグタイムバンド（2007年生、母タイキプリンセス）

ラグタイムバンド（2007年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ジャズの名曲より」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時13歳）と交配したタイキプリンセスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）オリオンファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方14戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の日高町水道協会賞(一般C4-3)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、オリオンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、オリオンファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、田島榮二郎によって1,050万円で落札された。

谷原義明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

8月28日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

11月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、一般C4七（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったレインボーフォースに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月7日、中1週で迎えた3戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、一般C4六（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた4戦目は、一般C4六（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

4歳（2011年）

1月3日、中1週で迎えた5戦目は、一般C4六（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた6戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったオリオンダンクに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中1週で迎えた7戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったアルファミッキイにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた8戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4月5日、中5週で迎えた9戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C4五（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月29日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、日高町水道協会賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャンハイオークスに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月20日、中2週で迎えた12戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4-1（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で馬渕繁治騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイスンドリームに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月17日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で馬渕繁治騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月18日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のアラタマバイオに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2012年）

4月8日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。