キクノホープ（1988年生、母チヤートレーン）

キクノホープ（1988年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時17歳）と交配したチヤートレーンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地28戦4勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方19戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の祇園特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

4月14日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は430kg。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたエルドラドローマン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた3戦目は、樋口弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタマモサンダーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月25日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

9月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の志摩特別（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず3着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の二見ケ浦特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るワールドダンディを上がり3位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月23日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露したが、3着に終わった。

12月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北摂特別（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は村本善之騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュウセイシャインを半馬身差し切って3勝目を挙げた。

4歳（1992年）

1月11日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の雅ステークス（京都ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は樋口弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

2月29日、中4週で迎えた12戦目は、鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた13戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の御堂筋ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

5月2日、中5週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1993年）

1月30日、約9か月の休み明けで迎えた15戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の山城特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

2月28日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の洲本特別（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた18戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた19戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

4月25日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアフロリュウースに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月23日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のストークステークス（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は樋口弘騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の灘ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は村本善之騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のパールステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は樋口弘騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着を確保した。

7月4日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の観月橋ステークス（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

10月2日、約3か月の休み明けで迎えた26戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた27戦目は、太秦ステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の貴船ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

11月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の比叡ステークス（京都芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

12月29日、中5週で迎えた30戦目は、山本裕次郎騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 小雪/不良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のトモエサーペンに2馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

6歳（1994年）

1月10日、中1週で迎えた31戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本裕次郎騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月23日、約3か月半の休み明けで迎えた32戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本裕次郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた33戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本裕次郎騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったシュウゲンホーシからハナ差の2着となった。

6月4日、中3週で迎えた34戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のタンホイザーに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月3日、中3週で迎えた35戦目は、早池峰賞（盛岡ダート1100m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のハルサンヒコーに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月15日、中5週で迎えた36戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山本裕次郎騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のタンホイザーに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月28日、中1週で迎えた37戦目は、東北サラ大賞典（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウケイニセイから5馬身差の2着となった。

9月11日、中1週で迎えた38戦目は、青藍賞（水沢ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のビンゴモルトに5馬身の差をつけて9勝目を掴み取った。

9月25日、中1週で迎えた39戦目は、南部杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山本裕次郎騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（1995年）

4月9日、約6か月半の休養明けで迎えた40戦目は、桂樹杯（盛岡ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本裕次郎騎手（6戦2勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた41戦目は、千田知幸騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた42戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は山本裕次郎騎手（7戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた43戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本裕次郎騎手（8戦2勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた44戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本裕次郎騎手（9戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた45戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本裕次郎騎手（10戦2勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた46戦目は、一般（水沢ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本裕次郎騎手（11戦2勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた47戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本裕次郎騎手（12戦2勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた48戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本裕次郎騎手（13戦2勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。