リードフラッシュ（1990年生、母ハヤルビー）

リードフラッシュ（1990年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のリードワンダー（当時12歳）と交配したハヤルビーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回、地方4戦3勝2着1回。1993年のバイオレットステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林正夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1992年）

9月14日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、3歳（岩見沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は467kg。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカミノグローリーに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（岩見沢ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のギャロップダイテンに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（岩見沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったササノコバンからハナ差の2着に甘んじた。

11月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（岩見沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアステリカッチーに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（1993年）

1月10日、中8週で迎えた5戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の若菜賞（京都芝1400m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下の寒桜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

2月20日、中2週で迎えた7戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのバイオレットステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったラガーチャンピオンにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

3月14日、中2週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月19日、中5週で迎えた11戦目は、4歳500万下のあざみ賞（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた12戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた13戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の村上特別（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のニホンピロローランを3/4馬身振り切って4勝目を収める