ニシノディアマン（2013年生、母サイキョウヒカリ）

ニシノディアマン（2013年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（馬主名より）＋ダイヤモンド（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時16歳）と交配したサイキョウヒカリが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は森永聡。戦績は、中央平地4戦0勝、地方31戦9勝2着6回。主な勝ち鞍は2017年のレッドスター賞(一般B2二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、森永聡から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月18日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

12月13日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3歳（2016年）

1月31日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

3月27日、中7週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

5月10日、中5週で迎えた5戦目は、3歳戦のメイフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

6月20日、中5週で迎えた6戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンナシュアを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

7月11日、連闘で迎えた8戦目は、3歳C1三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の盛岡さんさ踊り賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村暁騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったマキシマイザーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村暁騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

8月22日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のローズサクラを半馬身振り切って2勝目を収める

8月28日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマキシマイザーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったローズサクラにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月19日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた15戦目は、八幡平市産業振興株式会社賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るリフリジェレーターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて優勝

10月10日、中1週で迎えた16戦目は、ありがとう八幡平マッシュルーム記念（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月17日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のカズノメガミに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月24日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のロケットドライブに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で村上忍騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るブラウンヴィーヴォを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

11月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカタオモイに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月3日、中1週で迎えた21戦目は、錦秋湖賞（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（9戦5勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、コスモタウルスに交わされて2馬身半差の2着となった。

12月24日、中2週で迎えた22戦目は、クリスマスイブ賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（10戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のスターフィッシュに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2017年）

3月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、夢競馬スタート賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた24戦目は、前沢牛賞（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は木村暁騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた25戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた26戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、南関東ジョッキーズフレンドリーマッチ第2（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた27戦目は、ファンタジア賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村暁騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた28戦目は、くずまき高原牧場まつり賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた29戦目は、アーリーイエロー賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（12戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた30戦目は、レッドスター賞（水沢ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスタンドアウトを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って雨下の激闘を制した。

7月9日、中1週で迎えた31戦目は、ウニとアワビのいちご煮賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた33戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、ジェイド賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたディープチル決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月21日、中1週で迎えた34戦目は、オーガストカップ（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（3戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったブライティアベルに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月18日、中3週で迎えた35戦目は、南部杯カウントダウン21（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は木村暁騎手（10戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。