ベルモントアーサー（2003年生、母エスケイゴールド）

ベルモントアーサー（2003年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋５世紀末のイギリスの王の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時16歳）と交配したエスケイゴールドが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方23戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月10日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は484kg。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったサンワードピラーにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

12月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2006年）

4月22日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

9月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のドノバンシチーに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月30日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

11月4日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（6戦1勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田隼人騎手（7戦1勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着を確保した。

12月23日、中5週で迎えた10戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4歳（2007年）

2月3日、中5週で迎えた11戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

7月10日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、冥王星特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のセユウホープを3/4馬身振り切って久方ぶりの一戦をモノにした。

8月3日、中2週で迎えた13戦目は、アンタレス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月12日、連闘で迎えた14戦目は、スカイパーフェクTV!賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた15戦目は、サファイア賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた16戦目は、ながつき賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

10月28日、中5週で迎えた17戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、オフト大郷賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

5歳（2008年）

5月11日、約6か月半の休養明けで迎えた18戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、アストレイア賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた19戦目は、ゲンマ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた20戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた21戦目は、葛飾区特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた22戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、中央区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた23戦目は、港区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた24戦目は、墨田区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた25戦目は、花野特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた26戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、シルバーブーツ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた27戦目は、荏原特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（7戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

11月27日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の神楽月特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月12日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた29戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、柊特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦のクリスマスハンデ特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

12月31日、連闘で迎えた31戦目は、カウントダウン特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

6歳（2009年）

1月7日、連闘で迎えた32戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

1月12日、連闘で迎えた33戦目は、成人の日特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。