スズノライジン（1984年生、母ライトスピード）

スズノライジン（1984年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジヨツギング（当時17歳）と交配したライトスピードが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着5回。1987年のきさらぎ賞(G3)で2着に入った他、1987年のすみれ賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

7月13日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。馬体重は410kg。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったスコールハーバァに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月23日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したコメーテスにクビ差届かず2着に甘んじた。

3歳（1987年）

1月6日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワンダーウイザードに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

2月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったリワードダンサーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（6戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトチノルーラーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月21日、中4週で迎えた8戦目は、3歳オープンのすみれ賞（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったマヤノオリンピアにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月2日、中5週で迎えた9戦目は、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で松永昌博騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた10戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。24頭立ての23番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って19番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを23番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く21着に終わった。

10月31日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1400万下の清水特別（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた12戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1400万下の比叡特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4歳（1988年）

8月20日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた15戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月25日、中1週で迎えた16戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の大沼ステークス（函館芝2000m 小雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

5歳（1989年）

3月12日、約5か月半の休み明けで迎えた17戦目は、楠孝志騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（9戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。