ヤマサクイーン（1996年生、母ダイスクイーン）

ヤマサクイーン（1996年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のハープアイル（当時11歳）と交配したダイスクイーンが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）山際牧場。戦績は、中央平地39戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2001年の河北新報杯(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

4月25日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、勝ったシルクプリンセスに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5月16日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、ブルーペルルに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月22日、連闘で迎えた3戦目は、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で土谷智紀騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で土谷智紀騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったサウスビューティーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月23日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で土谷智紀騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

10月31日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサイレントクルーズを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2000年）

2月6日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入った。

4月2日、中3週で迎えた12戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた13戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤年毅騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月3日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤年毅騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスペシャルエイジにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月9日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤年毅騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

8月6日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の塩屋埼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤年毅騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

10月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤年毅騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた21戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

12月16日、中5週で迎えた22戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に入り込んだ。

5歳（2001年）

2月4日、中6週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

4月28日、中5週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したインディアナカーヴを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

5月13日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた28戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のキシュウファンタジをハナ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

7月1日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤年毅騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた30戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

10月27日、連闘で迎えた31戦目は、3歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスカイジャンプを強烈な末脚で3/4馬身差し切って制した。

11月11日、中1週で迎えた32戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のイシノグレイスを3/4馬身振り切って4勝目を手にした。

12月1日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の南総特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

6歳（2002年）

11月16日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

11月24日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

12月14日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

12月22日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた37戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7歳（2003年）

2月2日、中5週で迎えた38戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の火の山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた39戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（5戦1勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。