ニチドウジョリーズ（1999年生、母シャープエフォート）

ニチドウジョリーズ（1999年5月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時12歳）と交配したシャープエフォートが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は大平牧場。戦績は、中央平地16戦4勝2着3回、地方3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

16歳のとき、大平牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、佐久間孝司によって44.28万円で落札された。

坂田正行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

7月21日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

9月22日、中8週で迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

11月24日、中8週で迎えた3戦目は、松本大寿郎騎手を鞍上に迎えて、一般C5ロ（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2003年）

1月20日、中7週で迎えた4戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C5ハ（足利ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミカワプリンセスをハナ差制して初白星を挙げた。

2月11日、中2週で迎えた5戦目は、一般C4ロ C5イ（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったモンタンベールから3/4馬身差の2着に敗北した。

3月23日、中5週で迎えた6戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

4月26日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のレガシーウィンドに1馬身1/4の差をつけて制した。

5月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた9戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6月29日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

10月25日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたシルクピュアハート決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の赤湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったヒヤマクインダムにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月6日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したブイルージュにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月20日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のラブザビューに4馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

5歳（2004年）

1月17日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田嶋翔騎手（4戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のチョコデカダンスを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

5月15日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（4戦1勝）。17頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のナムラジーガーをクビ差振り切って5勝目を挙げた。

7月4日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月24日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた19戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。