オールウィッシュ（2002年生、母サイレントレガシー）

オールウィッシュ（2002年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「全ての願い」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時10歳）と交配したサイレントレガシーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方13戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の一般C3。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月27日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3歳（2005年）

9月11日、約8か月半の休み明けで迎えた3戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

11月28日、中5週で迎えた6戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月5日、連闘で迎えた7戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトーホウライデンを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月25日、連闘で迎えた9戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイアンクロウに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2006年）

1月7日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は関本浩司騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンヤングを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月17日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（2戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉淳志騎手（4戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で千葉淳志騎手（5戦2勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスズカミシルを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

6月19日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で千葉淳志騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月1日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で千葉淳志騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、パレスドライブにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で千葉淳志騎手（8戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。