サイドチェンジ（2014年生、母ナムラミステリー）

サイドチェンジ（2014年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「サイドを変える」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバトルプラン（当時9歳）と交配したナムラミステリーが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は平野牧場。2020年の高津オープンで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、平野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大塚亮一マネジメントによって1,004.4万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

1月21日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のイーストンアサシンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月12日、中2週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

4月9日、中7週で迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦1勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

7月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月6日、中2週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったスズカロングにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

9月18日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったヤマニンシルフに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

10月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月23日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、オメガドラクロワにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2018年）

1月14日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで止まることなく走り抜いたが、ダウンザラインに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月18日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた15戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を5馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

4月1日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったナスノカンザンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（7戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったキクノフェリックスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月26日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（8戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたフィスキオ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月2日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた20戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジュンパッションを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

10月13日、中3週で迎えた21戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5歳（2019年）

1月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリテラルフォースを豪脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月20日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

3月2日、中5週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の上総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上はF.ミナリク騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でF.ミナリク騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

7月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

10月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた27戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの御陵ステークス（京都ダート1900m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

6歳（2020年）

4月25日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた28戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月30日、中4週で迎えた29戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。14着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた30戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの灘ステークス（阪神ダート2000m 曇/重）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

2020年6月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、高津オープン（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

9月17日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた32戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、宮前オープン（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

2020年10月27日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。