ディーエスレイダー（2014年生、母ワンモアフリート）

ディーエスレイダー（2014年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋侵略者、侵入機」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカマンボ（当時13歳）と交配したワンモアフリートが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。主な勝ち鞍は2019年の一般B5。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、秋谷寿之によって864万円で落札された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月9日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

12月10日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

3歳（2017年）

1月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた6戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた7戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた8戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた9戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

9月7日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた11戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた12戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月4日、中3週で迎えた13戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた14戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

4歳（2018年）

1月4日、中2週で迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた16戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月2日、中1週で迎えた17戦目は、福岡の千鶴28歳生誕記念（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた18戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったブレーヴダイヤに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月16日、中1週で迎えた19戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2十一十二（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた22戦目は、2018サラブレッドセール開催記念（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた23戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた24戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた25戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート800m 雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた26戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた27戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた28戦目は、名古屋モーニングフィーバー11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったディアパリスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月29日、連闘で迎えた29戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のリープジーンに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた30戦目は、鳴沢の滝特別（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた31戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハルカナユメに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月12日、中1週で迎えた32戦目は、しずおか菊花特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた33戦目は、香嵐渓特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸部尚実騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月2日、連闘で迎えた34戦目は、岩屋堂特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸部尚実騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サコウイッパクに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた35戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で戸部尚実騎手（10戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のローグナイトに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月29日、中1週で迎えた36戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で戸部尚実騎手（11戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったゴスペルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月7日、連闘で迎えた37戦目は、いろは橋賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で戸部尚実騎手（12戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のディヴィデンドをクビ差振り切って優勝

12月19日、中1週で迎えた38戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、山羊座特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

5歳（2019年）

1月2日、中1週で迎えた39戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（13戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた40戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（14戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のフェアリーウイングに2馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

1月29日、中1週で迎えた41戦目は、水瓶座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（15戦5勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。