スターオブグリーン（2017年生、母メンフィスガール）

スターオブグリーン（2017年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋緑」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のローエングリン（当時18歳）と交配したメンフィスガールが16歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。2019年のカペラ賞(地方重賞)で2着に入った他、2020年の鯱の門特選で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、平井克彦から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、光安了によって118.8万円で落札された。

沼澤英知厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

5月21日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた2戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

7月3日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったリヴェールブリスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るテゾーロミオを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月10日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた7戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ5（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（5戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

10月13日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフルカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた9戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のファンタジアカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた10戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のカペラ賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったリバイブに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月28日、中4週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた11戦目は、2歳1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（6戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

3歳（2020年）

1月25日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、3歳1勝クラスの萌黄賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた13戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のウインタースター特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村健司騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた15戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブライトスター特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のレッドスター特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシンプルマンに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

4月19日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のスプリングスター特選（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた18戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた19戦目は、3歳オープンの鯱の門特選（佐賀ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったアイノウィステリアを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月31日、中1週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で金山昇馬騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

7月12日、中5週で迎えた21戦目は、3歳戦の佐賀城特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンカンワールドを鮮烈な末脚で半馬身差し切って3勝目を収める

8月15日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

2020年8月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月12日、中3週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた23戦目は、「ほとめきナイター」まであと21日（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は児島真二騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、ナンゴクユメネットにクビ差交わされて2着となった。

9月26日、中1週で迎えた24戦目は、「ほとめきナイター」まであと7日（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた25戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、芝山町賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

12月1日、中4週で迎えた26戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、馬い!? 江戸前ちば海苔を食べよう（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

12月12日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた27戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

2020年12月29日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。