ノアフィールド（2008年生、母フィールドトラップ）

ノアフィールド（2008年1月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋フィールドを駆ける」。毛色は栗毛。種牡馬のキングヘイロー（当時13歳）と交配したフィールドトラップが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は塚田達明。戦績は、中央平地8戦0勝、地方26戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の百人浜賞(一般C22 C31)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、塚田達明から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、塚田達明から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。同年、塚田達明から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、佐山公男によって262.5万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月10日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず15着に終わった。

2月12日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雪/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

4月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

6月18日、中6週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

8月13日、中6週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

9月17日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2二十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウショウレグルスを半馬身差し切って初白星を挙げた。

10月2日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた8戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクイーンザリッチに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインスティングに9馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月20日、中4週で迎えた10戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

4歳（2012年）

1月21日、中8週で迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

4月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた12戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、樹海ロード日高賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ファイターズにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコマンドアゲンに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月30日、中2週で迎えた14戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般C4-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（4戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るプルーフオブライフを豪脚でクビ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

7月26日、中3週で迎えた17戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、箱館奉行所開館2周年記念特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のキョウノカガヤキに1馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

8月16日、中2週で迎えた18戦目は、サッポロ北海道PREMIUM特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた19戦目は、豊富町サロベツ湿原・豊富牛乳特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた20戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月30日、中1週で迎えた21戦目は、ホテル四季の風賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた22戦目は、大樹歴舟川特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナンヨーヤシマに半馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（2013年）

4月24日、約5か月半の休み明けで迎えた23戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、ひだか特産市特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サクラテイオーに交わされて1馬身差の2着となった。

5月8日、中1週で迎えた24戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた25戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野誠毅騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた26戦目は、百人浜賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（8戦2勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るカーラノーチェを別次元の末脚で半馬身差し切って制した。

7月2日、中1週で迎えた27戦目は、沼田町おいしい雪中米特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（9戦3勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、グッドグラッドに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月30日、中3週で迎えた28戦目は、「ふるさと日高応援」特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（10戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のグランシャリオナイター5周年特別1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月10日、中3週で迎えた30戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（12戦3勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた31戦目は、北海道YES!clean特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岩橋勇二騎手（13戦3勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた32戦目は、大樹歴舟川特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岩橋勇二騎手（14戦3勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた33戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で岩橋勇二騎手（15戦3勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた34戦目は、3歳以上C12 C21（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で岩橋勇二騎手（16戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。