カーラノーチェ（2009年生、母クルミ）

カーラノーチェ（2009年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「親愛なるクルミ（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時8歳）と交配したクルミが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）スイートファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方27戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の第1戦ブロンズサドル賞(一般C22 C31)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、スイートファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

2月18日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

2月25日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

4歳（2013年）

5月1日、約14か月半の休み明けで迎えた3戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C22 C31（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したブラザーダックマンにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上C3-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のシセイカイカを半馬身振り切って初白星を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた5戦目は、HOKKAIDO競馬缶発売特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた6戦目は、百人浜賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるように急駛したが、ノアフィールドに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月2日、中1週で迎えた7戦目は、夏椿特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ブラボーソニックに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中1週で迎えた8戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、水揚げ日本一羽幌産甘エビ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

8月28日、中5週で迎えた9戦目は、タイムパラドックス賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた10戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、第1戦ブロンズサドル賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のコマンダーズロマンをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

11月3日、中7週で馬体重を前走から28kg減らして迎えた11戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

5歳（2014年）

6月29日、約8か月の休養明けで迎えた12戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

8月31日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた14戦目は、一般B6 C3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアルジャンを次元の違う末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

10月14日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、陣屋特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた16戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた17戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた18戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で湯前良人騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた20戦目は、ダイヤモンドブルー記念（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（2戦2勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

6歳（2015年）

1月12日、中1週で迎えた21戦目は、藤田玄己騎手を鞍上に迎えて、OKB大垣共立銀行杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

1月22日、中0週で迎えた22戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月5日、中1週で迎えた23戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、水菜賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた25戦目は、ヒヤシンス賞（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下雅之騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた26戦目は、タンポポ賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（3戦2勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた27戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は山下雅之騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた28戦目は、春光賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（4戦2勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた29戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（5戦2勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた30戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（6戦2勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた31戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山下雅之騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた32戦目は、一般C4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（5戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。