ミヤビリファイン（2009年生、母ミヤビキララ）

ミヤビリファイン（2009年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋磨く」。毛色は青鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時9歳）と交配したミヤビキララが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、中央平地34戦2勝2着3回、中央障害6戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月24日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

11月20日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

3歳（2012年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

3月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったバトルドミンゴに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（8戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のパスティに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（9戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

7月1日、中6週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 雨/重）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

11月18日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

12月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

12月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2013年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（10戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたカネトシミント決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

1月19日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（11戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（12戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

2月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

3月24日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（13戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた20戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（14戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（15戦1勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、クレバーアポロに3/4馬身交わされて2着となった。

8月10日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（16戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（17戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクライスピラートを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

9月29日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の江戸川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（18戦2勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（19戦2勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月24日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（20戦2勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（21戦2勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

5歳（2014年）

1月13日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の頌春賞（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（22戦2勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

2月17日、中4週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（23戦2勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

3月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

6月14日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の小金井特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（24戦2勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた33戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（25戦2勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

9月13日、中7週で迎えた35戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた36戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 小雨/良）に出走。鞍上は山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトキノフウジンから7馬身差の2着に敗北した。

6歳（2015年）

3月15日、約3か月半の休養明けで迎えた39戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイタンから1馬身半差の2着となった。

7月12日、約4か月の休み明けで迎えた40戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。