トキノフウジン（2007年生、母ラヴァーズレーン）

トキノフウジン（2007年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋風神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時12歳）と交配したラヴァーズレーンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地21戦5勝2着2回、中央障害5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年のテレビ静岡賞(1600万下)。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

12月13日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は438kg。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモイフリートに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2010年）

1月31日、中6週で迎えた2戦目は、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

8月7日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下の美唄特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のパシコジュリエを3/4馬身振り切って優勝

9月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下のアカシヤ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、リアルヴィクトリーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月24日、中3週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯坂温泉特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴原央明騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴原央明騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒラボクスペシャルに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月12日、中4週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の阪神ウインタープレミアム（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

4歳（2011年）

9月25日、約9か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1000万下のアカシヤ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（5戦2勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月30日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（7戦2勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したジェネラルノブレスを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月17日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の豊明特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（2012年）

1月28日、中5週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のルロワに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月28日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の春光ステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の薫風ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月7日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のエーシンハダルに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

11月25日、中6週で迎えた17戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、太秦ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた18戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

6歳（2013年）

1月12日、中2週で迎えた19戦目は、大和ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた20戦目は、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

5月25日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦2勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月3日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月14日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（2014年）

3月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムドンマイから3馬身半差の2着に敗北した。

11月29日、約9か月の休養明けで迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は5戦連続で西谷誠騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミヤビリファインに7馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。