マプティット（2010年生、母モンプティクール）

マプティット（2010年2月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「私のかわいい子（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時10歳）と交配したモンプティクールが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方30戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月2日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

8月5日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、6着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したモンマックスを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2013年）

4月6日、約6か月半の休み明けで迎えた6戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

6月23日、中2週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

9月1日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

10月4日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた15戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったマイネルエウロスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったクリノコトノオーにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。

11月26日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた19戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4歳（2014年）

1月2日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた21戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

8月1日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテンシノコレクターに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月12日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のコマンドアゲンをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月2日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦聡志騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のクニサキキャメロンを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

10月23日、中2週で迎えた26戦目は、ゆーかり賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松浦聡志騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、エーシンザピークに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月14日、中2週で迎えた27戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた28戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい最後はカーサノーヴァと並んで5着同着となった。

5歳（2015年）

1月2日、中3週で迎えた29戦目は、そのだは面白い!青芝フック杯（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

1月21日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（6戦3勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

4月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、清明賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた33戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、翠雨賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた34戦目は、山口以和騎手を鞍上に迎えて、あやめ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた35戦目は、鳴神月賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

7月4日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた37戦目は、七夕賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた38戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、向日葵特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩永千明騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた40戦目は、月見月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた41戦目は、もみじ特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩永千明騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた42戦目は、りんどう特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩永千明騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた43戦目は、芙蓉賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩永千明騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた44戦目は、寒露賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は山口以和騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。