ヨリマル（2020年生、母テイエムオーシャン）

Yori Maru

2020.05.14

ヨリマル（2020年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+丸」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時8歳）と交配したテイエムオーシャンが23歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は川越ファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

上村洋行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月29日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

12月10日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったジェモロジーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3歳（2023年）

1月9日、中3週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のニホンピロキーフに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月5日、中7週で迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスの大寒桜賞（中京芝2200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシルバーティムールに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月29日、中4週で迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

9月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの2003メモリアル シンボリクリスエスカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの武田尾特別（阪神芝1800m 外回り 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルメモリーをハナ差振り切って3勝目を獲得した。