アラウン（2015年生、母アリアプーラ）

アラウン（2015年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ウェールズ神話に描かれている理想郷を支配する王」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時7歳）と交配したアリアプーラが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高山牧場。主な勝ち鞍は2018年のガーネットフラワー賞。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

10月9日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は492kg。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

12月3日、中7週で迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず最後はメイショウバルコラと並んで8着同着となった。

3歳（2018年）

1月31日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のガーネットフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラッシュウィンを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月24日、中2週で迎えた5戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた6戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた7戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月3日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた9戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、アンタレス特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、クベーラに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

4歳（2019年）

1月31日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

5月30日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、マルチメモリアル特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた13戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

7月13日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラスの湯浜特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月23日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったシカゴジャズに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月30日、連闘で迎えた16戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた17戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ師走賞（大井ダート1800m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

5歳（2020年）

9月13日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた18戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた19戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

2021年6月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月20日、中3週で迎えた20戦目は、加賀白山賞勝クラス（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったメートルムナールに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6歳（2021年）

8月25日、約10か月半の休養明けで迎えた21戦目は、食べて応援!日高胆振農業!特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた22戦目は、伊藤忠エネクスHL北海道特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

2021年11月9日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。