マルカフロンターレ（2019年生、母ノーブルコロネット）

マルカフロンターレ（2019年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+正々堂々と戦う(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時13歳）と交配したノーブルコロネットが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2023年の林正道40歳誕生記念(一般C15)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、日下部猛によって3,410万円で落札された。

浜田多実雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月15日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた2戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

3月26日、中3週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず13着に終わった。

7月3日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に終わった。

7月16日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

10月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg戻して迎えた8戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた9戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1870m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた10戦目は、ユーカリ賞（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた11戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月16日、中0週で迎えた12戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズFR名古屋第1戦（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2023年）

2月1日、中6週で迎えた13戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート920m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C20（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた15戦目は、たかし君58歳おめでとう記念（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた16戦目は、祝・新社会人・悠馬記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリリーエンプレスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月30日、中1週で迎えた17戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート920m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた18戦目は、林正道40歳誕生記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバジェナートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月5日、中2週で迎えた19戦目は、恋路ヶ浜特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた20戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、夢際まある誕生祭#ずっと青春（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

6月15日、中3週で迎えた21戦目は、和浩爆誕5周年記念（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は細川智史騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた22戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた23戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、ぶっち生誕半世紀in名競記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた24戦目は、白馬の会国内全場踏破記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサノプリを猛烈な末脚でハナ差だけ差し切って勝利をモノにする

8月22日、中2週で迎えた25戦目は、はくちょう座特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（7戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた26戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた27戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド名古屋第1戦（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた28戦目は、一般B5（名古屋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（8戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた29戦目は、秋冷賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（9戦2勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた30戦目は、一般B5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（10戦2勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた31戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月14日、中1週で迎えた32戦目は、一般B5（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5歳（2024年）

1月3日、中2週で迎えた33戦目は、尾張名古屋杯（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（11戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

3月29日、中7週で迎えた36戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、伊良湖岬特別（名古屋ダート1700m 晴/不良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた37戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。