リワードプレザン（2003年生、母ダンスジニー）

リワードプレザン（2003年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋プレゼント（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のマチカネフクキタル（当時9歳）と交配したダンスジニーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）元道牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害6戦3勝2着1回、地方9戦5勝2着2回。2007年の中山グランドジャンプ(JG1)で2着に入った他、2007年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、元道牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、宮崎忠比古によって420万円で落札された。

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

1月7日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

1月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

6月18日、中6週で迎えた4戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

8月20日、中8週で迎えた5戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

10月1日、中5週で迎えた6戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた7戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを5馬身以上確保して、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

12月9日、中4週で迎えた8戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 小雨）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードワンダーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2007年）

1月8日、中3週で迎えた9戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカナハラコマンダーに9馬身の差をつけて優勝

2月10日、中4週で迎えた10戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた11戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードタイタンをハナ差制して圧倒的人気に応えた。

4月14日、中5週で迎えた12戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で五十嵐雄祐騎手（5戦3勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったカラジから3/4馬身差の2着となった。

6歳（2009年）

4月19日、約24か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた15戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（6戦3勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月13日、約6か月の休養明けで迎えた16戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般E10（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロックスビスティーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて休養明け初戦を物にした。

7歳（2010年）

1月1日、中2週で迎えた17戦目は、しめ縄特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のバブルガムトパーズを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

1月12日、中1週で迎えた18戦目は、恵津子は特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバブルガムトパーズに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月27日、約10か月半の休み明けで迎えた19戦目は、遠藤健太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた20戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ようこそ南関さん特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったグラスミューズに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月24日、連闘で迎えた21戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るディファイアンスを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って断然人気に応えた。

8歳（2011年）

1月17日、中2週で迎えた22戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のロスマリンをアタマ差振り切って制した。

1月30日、中1週で迎えた23戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、南国土佐観光びらき特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったセトノランナーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月4日、連闘で迎えた24戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、一般C3ロ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。