サイモンクラブ（2017年生、母ダイナズクラブ）

サイモンクラブ（2017年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勝利を目指す仲間。母名から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時18歳）と交配したダイナズクラブが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C3-4。

経歴

デビュー前

石坂公一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月10日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

10月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた3戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

3歳（2020年）

3月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

4月11日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

2020年4月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1600m 内回り曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、パンプキンパッチに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-4（門別ダート1700m 雨/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4-4（門別ダート1200m 晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクラヴァーキンに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月29日、中2週で迎えた11戦目は、花菖蒲特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた12戦目は、登別市市制施行50周年記念特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎光行騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた13戦目は、稚内ブランド特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮崎光行騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた14戦目は、トレニア特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で宮崎光行騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したキタノマナザシを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

10月1日、中1週で迎えた15戦目は、レバード特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で宮崎光行騎手（9戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた16戦目は、美唄産「雪蔵工房」新米特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で宮崎光行騎手（10戦1勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた17戦目は、北海道とともに、世界へ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で宮崎光行騎手（11戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

12月6日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、水樹奈々20周年特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったタケデンサンダーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月19日、中1週で迎えた19戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3 14（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4歳（2021年）

1月11日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3 13（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月20日、連闘で迎えた22戦目は、うなのポラリス特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプッシュアゲンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月2日、中1週で迎えた23戦目は、嵯峨沢ハル誕生日特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で西川敏弘騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた24戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で西川敏弘騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったテトラクォークに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月16日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で西川敏弘騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた26戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた27戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のジュゼッペレオをクビ差振り切って2勝目を収める

3月16日、連闘で迎えた28戦目は、フジツツジ特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

4月24日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた29戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、新緑賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したレッドラスターに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月8日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポーラーサンに4馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

5月29日、中2週で迎えた31戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金山昇馬騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた32戦目は、季夏賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で金山昇馬騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアベニンローズに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月4日、中2週で迎えた33戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で金山昇馬騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったオーラロードに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中2週で迎えた34戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で金山昇馬騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、最後はボギータイサと並んで4着同着となった。