ナリタザクラ（2017年生、母レディイン）

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、オースミによって5,832万円で落札された。

高橋亮厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月16日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、5着に終わった。

3歳（2020年）

2月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたデゼル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月28日、中1週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、伸びてきたメイショウサンガ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 雨/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露したが、3着に終わった。

6月14日、中7週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のゴールデンスターズに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月10日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの萬代橋特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。1着となった。

4歳（2021年）

1月10日、中9週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったジョディーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月6日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの茶臼山高原特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

5歳（2022年）

5月14日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの胎内川特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したルドヴィクスにクビ差届かず2着となった。

6月12日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの常滑特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

12月28日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのフォーチュンカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

6歳（2023年）

7月16日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの長久手特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず17着に終わった。

9月2日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの筑後川特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月1日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの武田尾特別（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず最後はブリングトゥライフと並んで5着同着となった。

10月14日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの北野特別（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7歳（2024年）

6月16日、約8か月の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月21日、中4週で迎えた20戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大倉山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた21戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのHTB賞（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

8月25日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2024ワールドオールスタージョッキーズ第4戦（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

10月19日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた23戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内小雨/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

2024年10月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。