ブライダルヘイロー（2004年生、母ツーカラット）

ブライダルヘイロー（2004年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時12歳）と交配したツーカラットが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松木加代。戦績は、地方13戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の’08スプリングカップ(一般A3以下)。

経歴

デビュー前

荒井隆厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2006年）

10月20日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は495kg。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るコマシンビクトリーを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月25日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったレッドドラゴンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2007年）

2月20日、中7週で迎えた3戦目は、3歳戦のフォーチュネイト白梅特別（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったドキュメントに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

3月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦のフォーチュネイトパンジー特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のデフネに4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

4月18日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のライラック特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ハナビバーチェにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月9日、中2週で迎えた6戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた7戦目は、早見多加志騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた8戦目は、一般B3四（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズノトウコンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

10月28日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、オフト大郷賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスタースマイルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

11月26日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、冬木立賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（7戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るサイレントストームを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って5勝目を手に入れた。

4歳（2008年）

1月17日、中6週で迎えた11戦目は、ハンデ戦のガーネット賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るナイキコランダムを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月22日、中4週で迎えた12戦目は、春麗賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（9戦6勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサウンドイモンに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月27日、中4週で迎えた13戦目は、’08スプリングカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（10戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコーワキングに2馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。