テリオスルイ（2018年生、母モモイロアゲハ）

テリオスルイ（2018年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+『名高き戦士』の意味を持つ人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時20歳）と交配したモモイロアゲハが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は米田牧場。2023年の三木ホースランドパークジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利した他、2022年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松下武士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月13日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のジオフロントに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月28日、中7週で迎えた3戦目は、2歳G3のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3歳（2021年）

3月13日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳1勝クラスのゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月16日、中8週で迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた7戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

8月28日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

9月26日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で松本大輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

12月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

4歳（2022年）

1月15日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズカフロンティアから1馬身差の2着となった。

2月5日、中2週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウユウスイに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月7日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月18日、中5週で迎えた14戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中村将之騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月27日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中村将之騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月17日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中村将之騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着を確保した。

12月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で中村将之騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったロードアクアから2馬身差の2着となった。

5歳（2023年）

1月7日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中村将之騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のザメイダンに7馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

5月13日、中5週で迎えた20戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 曇/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

2023年6月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。