マイネルフリッセ（1985年生、母ヒロオサクラ）

マイネルフリッセ（1985年6月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリードワンダー（当時7歳）と交配したヒロオサクラが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は惣田英幸。戦績は、中央平地19戦3勝、中央障害6戦1勝2着2回。1988年のきさらぎ賞(G3)に勝利した他、1988年のジュニアステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

10月10日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

10月31日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた4戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。20頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモガミワンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1988年）

1月5日、連闘で迎えた6戦目は、4歳400万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヒミノローマンをアタマ差振り切って2勝目を獲得した。

1月23日、中2週で迎えた7戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのジュニアステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のファンドリデクターをクビ差振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

3月27日、中5週で迎えた9戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G1の皐月賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（6戦2勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。0着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた11戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上オープン（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（7戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

9月11日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、UHB杯（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

9月25日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた14戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた15戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

11月20日、中4週で迎えた16戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデG2の鳴尾記念（阪神芝2500m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた18戦目は、六甲ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4歳（1989年）

5月28日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシンクロトロンをクビ差制して休み明けの一戦を物にした。

6月18日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイビンクインから6馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中2週で迎えた21戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5歳（1990年）

2月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた22戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で岡冨俊一騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラモノノフから6馬身差の2着となった。

2月25日、中2週で迎えた23戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた24戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（1991年）

5月18日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた25戦目は、洛南ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。