ブライティアパール（2005年生、母レディープロスパー）

ブライティアパール（2005年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋真珠」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時20歳）と交配したレディープロスパーが18歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）細川牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方23戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の3歳B3。

経歴

デビュー前

当歳のとき、細川牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、細川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、矢野文雄によって472.5万円で落札された。

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月23日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/重）に出走。馬体重は416kg。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

3歳（2008年）

1月20日、中3週で迎えた2戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

5月4日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

6月17日、中5週で馬体重を前走から27kg増やして迎えた5戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツキヅロッキーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤッタゾを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月21日、連闘で迎えた8戦目は、3歳B5（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスタートップガンを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月18日、中3週で迎えた9戦目は、3歳B5（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフジマイヒメに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジョイズマジカルに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月28日、中3週で迎えた11戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

12月14日、中8週で迎えた13戦目は、一般C2-5（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は沖静男騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のハーベットを半馬身振り切って4勝目をゲットした。

12月29日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2009年）

1月5日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は沖静男騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月3日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた18戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた19戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。15着に終わった。

8月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた21戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

11月2日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチビタに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月17日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた24戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（7戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナムラエリスを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

12月6日、中2週で迎えた25戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（8戦4勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したローズエンジェルを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

12月22日、中1週で迎えた26戦目は、一般B4二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（9戦4勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

12月30日、連闘で迎えた27戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

5歳（2010年）

5月11日、約4か月半の休養明けで迎えた28戦目は、一般B3三（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は加藤和義騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた30戦目は、一般B4二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた31戦目は、赤母衣衆特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた32戦目は、渡り鳥の楽園舳倉島特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた33戦目は、白山スーパー林道杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた34戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったグローリーウイナーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。