ニホンピロシロッコ（1999年生、母ニホンピロガーベラ）

ニホンピロシロッコ（1999年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンツシアトル（当時9歳）と交配したニホンピロガーベラが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は小園孝一。戦績は、中央平地6戦0勝、地方24戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上C1-1。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

7月21日、デビュー戦は鮫島克也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

3歳（2002年）

2月2日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦の書写山特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月21日、中5週で迎えた5戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚に勢いがなく18着に終わった。

9月15日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

9月29日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

11月12日、中5週で迎えた8戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C9（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、インターレジェンダに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C9（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川進也騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマトマックスに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C6（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川進也騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C7（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で西川進也騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハネダライアンに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2003年）

1月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西川進也騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シンエイトップワンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

1月23日、中0週で迎えた13戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で西川進也騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で西川進也騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で西川進也騎手（7戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

3月13日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上C3（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で西川進也騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

4月9日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で西川進也騎手（9戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サクラトルネードにハナ差交わされて2着となった。

4月22日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で西川進也騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

5月2日、中0週で迎えた19戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は西川進也騎手（11戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上C4-1（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川進也騎手（12戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C5-1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西川進也騎手（13戦2勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上C4-1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西川進也騎手（14戦2勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

7月21日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で西川進也騎手（15戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のジョウノエルニドを3/4馬身振り切って制した。

8月6日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西川進也騎手（16戦3勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アキにクビ差交わされて2着となった。

8月19日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C1-1（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で西川進也騎手（17戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブルーフルパワーに5馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

9月12日、中2週で迎えた27戦目は、中町けやき特別（姫路ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で西川進也騎手（18戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた28戦目は、西宮酒ぐらルネサンス特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で西川進也騎手（19戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上B2-1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で西川進也騎手（20戦4勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた30戦目は、浜坂町麒麟獅子特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で西川進也騎手（21戦4勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。