シャドウデイル（2005年生、母メローフルーツ）

シャドウデイル（2005年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋谷」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスワールド（当時10歳）と交配したメローフルーツが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回、地方7戦1勝。2007年のすずらん賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

6月17日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したホウザンにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月30日、中1週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月2日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のメイショウアーリーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月30日、中3週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したペプチドルビーに半馬身届かず2着となった。

11月4日、中4週で迎えた5戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

3歳（2008年）

1月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月31日、約7か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

9月28日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2009年）

2月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた11戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

11月1日、約7か月半の休養明けで迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

5歳（2010年）

1月31日、中9週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のピースオブパワーに1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月21日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（3戦2勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

12月12日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

6歳（2011年）

1月8日、中3週で馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた18戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、手結の住吉海岸特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエーシンサニーデイに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

2月4日、中3週で迎えた19戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の黒潮スプリンターズカップ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

5月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から27kg減らして迎えた20戦目は、英雄中岡慎太郎特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

6月19日、中5週で迎えた21戦目は、見所満載の中四国特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた22戦目は、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず3着に敗れた。

8月6日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、奥物部湖湖水祭特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた24戦目は、西山裕貴騎手を鞍上に迎えて、鮎踊る四万十川特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。