ハーツシンフォニー（2017年生、母クラリネット）

ハーツシンフォニー（2017年3月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「父名の一部+交響曲。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したクラリネットが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。2024年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2024年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ＤＭＭバヌーシーにて総額3,870万円（0.39万×10000口）で一口馬主が募集された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

1月25日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

2月8日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

4月5日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた4戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた5戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた7戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に敗れた。

7月11日、連闘で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

8月22日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

4歳（2021年）

5月8日、約7か月半の休養明けで迎えた12戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月3日、中7週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月22日、中6週で迎えた14戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラスの瓢湖特別（新潟芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

10月17日、中5週で迎えた16戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート2500m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた17戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート2500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず最後はルージュフェリークと並んで6着同着となった。

11月14日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

5歳（2022年）

4月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のリアムに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月23日、中9週で迎えた22戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内雨/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったノーザンクリスからハナ差の2着に惜敗した。

10月22日、中6週で迎えた24戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた25戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（2023年）

5月20日、約6か月の休養明けで迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

7月22日、中8週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月21日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月23日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた29戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に終わった。

7歳（2024年）

3月30日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（8戦1勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月18日、中6週で迎えた31戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（9戦1勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムタツマキからクビ差の2着となった。

8月31日、中2週で迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月19日、中6週で迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（11戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のルリアンに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。